↑ カタカムナ文献 第31首


サンプル

以下は、実際に勉強会でお教えしている内容の一部分をピックアップして、サイト公開用に一部説明を加えたものです。不足している箇所もありますが、詳細は勉強会でご説明しています。
サンプルとして吟味して頂ければと思います。

テーマは「クラ」「クヒ」「マクミ」などに登場する「ク」という声音符です。

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前回ご質問のありました「ク」ですが、グラフィックを制作してみましたので
それを元にご説明します。




まず「フ」のポジションから確認していきましょう。
上図のように、対向関係にあると、その中間は消失していきます。
極性が無くなる方向にあるということです。
対向関係にあるものは、極性は違えども
できるだけ同じ量であることが望ましいのです。
同じなら同じほど消失の割合が高くなるからです。
中性の度合いが高まりますと下図のような方向性が生まれます。

(※便宜的に極性と言っていますが、核磁気ならばスピンの方向と捉えるべきでしょう。
カタカムナは型の説明用語ですから、
現代語のような個別事象それぞれに対するネーミング方式とは、
そもそもの成り立ちが違います。 )




別の方向性が発現し、順行軌道外のエネルギーと干渉し始めるのです。
それが「フ」、つまり「増える」「太る」ということです。
(以前にご説明しました電子とニュートリノの関連性にも相似が見られますね )

では、その「フ」により発現した別方向のフレキシビリティーとは
どういうことなのかをご説明していきますと・・・




上図のような運動の形態を持つようになります。
もちろんこの角度はキッチリ45度なわけではありません。
前述のようにペア性の度合いにより角度は変動します。
その中で最も軌道外のエネルギーとその量の交渉を持てるのが
同量同士のペアなのです。
これは「トヨ」の別のシーズンの領域との交渉も意味しますね。
(※「トヨ」を説明のために4行程の世代として便宜的にシーズンと呼んでいます。)




「ク」のみで見てみますとより一層分かりやすいですね。
これは「クヒ」、つまり首、手首などと名付けられた身体の部位の可動性に似ていますね。
また物理用語で「歳差運動」と呼ばれる運動とも相似しています。
核磁気共鳴を理解する際に使う数式にラーモア歳差というものがあります。
こちらの模式図をご覧ください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ラーモア歳差運動

ラーモア歳差運動の模式図はまさに「マク」「マクミ」のことですね。
そうなのです。
文献が示す「マク」とは、この運動のパターン(カタ)のことなのです。
「ナミ」の軸に対して直角方向へ巻いているのです。
そして歳差として傾き、現象の様々なバリエーションを生み出しています。

また「ク」は消失方向にあり、「暗い」という意味合いもあります。
物事を自由にして、外域とのエネルギー干渉を行わせるためには
暗いこと、つまり「現象的エネルギーの消失」が必要なのです。

それから「カム」の領域「ヤ」の不確定性と、「ク」との違いを考慮することも重要です。
「カム」は位置、方向、速度などは特定できません。完全に還元された反、虚の領域であるためです。
ところが「ク」はある基点を軸に「トヨ」のシーズンを跨いでエネルギーの干渉を行うに過ぎません。
「ク」の持つフレキシビリティーとは、そういった制限があるものだと認識しておく必要があります。

※通常「干渉」とは、異なる波が重なることによって新しい波が発生することですが、
この場合、波が打ち消し合うことにより、別の側面へ、該当単位の波の観測には当たらない
別の種類の波が発生し、該当軌道外のエリアからのエネルギー補充が可能なことを意味します。
現代日本語においても「フ」という語感には、「増える」「太る」というように、
利得、増幅のような意味合いがあります。それはこの「ク」の性質によるものと考えられます。


◆補足説明

「マク」「マクミ」という磁気方向には、非常に多くの可能性が含まれています。
ですから、電気一辺倒で物理を構築するのは問題があります。
では磁性を加えれば良いのか…ということで、電磁論のみで物事を片付けるのも問題です。
それらの背景には「カラ」「カラミ」と呼ばれる電気反応で直接観測不能な領域が存在するからです。
しかもそられは電気観測されるものと重畳されて存在していると、文献には記されています。
現在、光を使用する実験が数多く行われていますが、これらは前述の電気反応で観測不能な領域を
電気の代謝現象である光を利用して代行しようとするもので、
そういった意味では、利にかなった観測方法と言えます。

カタカムナ文献や、その異本では、
こういった比較的観測し易い粒子の代謝に関わる事象に関係するエネルギーとして、
「カ」という名称を数多く使っています。
「カカハリ、関り」「ヒカリ、光」「アカリ、明かり」「カカリヒ、篝火」「カハル、換わる」
これらは「カム」と呼ばれる反転領域(潜象)からのエネルギー(カ)が現象場の粒子の代謝において
その関係性において、ちらりと顔を覗かせているものだと考えているのです。
「カ」の有り様は、「シマ」の回でご説明しましたように、
一つの体系内に同一の量子状態をいくつもの粒子がとることができます。
ですから、現象における「カ」にはフェルミ、ボースでいうところのボース粒子の性質があると言えます。
また「カ」のより基礎的な状態でのスピンはゼロですから、こういった性質のものは、電子や原子核子などとは
異なる存在の仕方をしているとご理解頂きたいのです。

※「現象」という呼び名の定義についてですが…
楢崎皐月氏は現代語での説明のために、「アマカム」などの見えざる領域、
つまり電気による直接観測不能の領域を「潜む象」として「潜象」と名付け、
その対称として、私達が日々直接感じている物質的、電気的領域を「現象」と定義して
その名称で説明されていたことを受け継いでの説明となっています。


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更にサンプルをご希望の場合や、「もっと知りたい、物足りない」という方は、
こちらサンプル2「イヤシロチ」をご覧ください。

 

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